3つの対策で肌健やか
夏も健やかな肌を保ち続けるには、
①紫外線
②適切な肌の潤い
③摩擦
の3つの対策が必要です。
それぞれの正しい対策法をしっかりと押さえたら、早速実践していきましょう。
① 正しい知識で紫外線対策
●UV-A, UV-B UV-Cの3種類
紫外線は波長によってUV. A. UV-B, UV-Cの3種類 に分けられます。 UV-Aは深部にまで到達して肌を黒くし、 UV-Bは表皮にしか届きませんが、赤くなる日焼けを起こします。 UV-Cは 通常、地上に届きません。
●肌老化の原因の多くは紫外線
肌老化には、加齢に伴う自然老化と、 紫外線によって起こる光老化があります。 特に光老化の影響は大きく、紫外線を浴びた量が多ければ多いほど肌老化が進むといわれています。
●日傘や帽子で肌をガード
外出時には日傘やつばの広い帽子などを利用して、肌に直接紫外線が当たらない工夫を。 紫外線は目にも影響して白内障の原因になります。 サングラスやUVカットのメガネで目を守って。
●日焼け止めは塗り直しが重要
日焼け止めは汗などで流れ落ちると効果が低下。 こまめに塗り直しましょう。
【顔に使用する場合】
目安量を額、鼻の上、両頬 アゴに分けて置き、 顔全体にムラなく塗り伸ばします。 同じ量をさらにもう一度塗りましょう。
目安量=1FTU(約0.5g)=大人の人差し指から第一関節まで薬を乗せた量
→大人の手のひら2枚分塗る事ができます。
【腕や脚など広範囲に使用する場合】
容器から直接、 直線状につけ、手のひらで伸ばします。 このとき、らせんを描くようにするとムラなく塗れます。
●日焼け止めの選び方
日焼け止めには、UV-A防止効果を示すPA値と、 UV-B防止効果を示すSPF値が表示されています。 一般的に、効果が高いほど肌への負担が大きくなります。シーンに合わせて選びましょう。
●家の中でのうっかり日焼けに注意
波長の長いUV-Aはガラスを通過するので、家の中でも日当たりのよい場所で長時間過ごすと日焼けを起こす可能性があります。 室内にいるときも日焼け止めを塗るなどの対策を。
②適度な保湿で肌に潤い
●保湿剤の使い方は季節に合わせて
肌が乾燥しやすい冬は 油脂を多く含む軟膏やオイル、汗をかきやすい夏には油脂の少ないロー ションや乳液タイプというように、季節に合わせて保湿剤を使い分けると いいでしょう。
●お湯の温度はぬるめに
熱い湯に浸かると、皮脂や角質細胞間脂質、 天然保湿因子などの潤い成分が湯に溶けだして、肌 が乾燥しやすくなります。 40℃程度のぬるめの湯にゆっくり浸かればストレス解消にも。
●エアコンで夏でも肌が乾燥!?
夏は湿度が高いため肌の乾燥とは無縁と思いがち。 でも、エアコンを使うと空気中の水分が部屋の外に放出されるため、結果として室内の湿度が下がり、肌の乾燥を招きやすくなります。
●おすすめの保湿成分
保湿剤に含まれる成分の中でもおすすめはセラミド。 潤い成分である角質細胞間脂質の一つで、年齢とともにその量は減少。 外から補って肌の潤いを保ちましょう。
③優しいケアで 摩擦対策
●汗をかいたときはスタンプ式
汗を放置すると、 あせもなどの肌トラブルの原因になります。 汗は拭き取るのではなく、 スタンプ を押すようにハンカチや タオルを肌にポンポンと押し付けて、 汗を吸収させるのがコツ。
●クレンジングシートは肌に負担
メイクや日焼け止めを落とすにはクレンジングが必要。 クレンジング料の中でも手軽に使えるのが シートタイプですが、 摩擦により肌に負担をかけるので、 毎日の使用には不向きです。
●洗顔はたっぷりの泡で
洗顔は泡で汚れを浮かせて落とすもの。 洗顔料をたっぷり泡立て、その泡を指と顔の皮膚の間 のクッションにして洗えば、摩擦の軽減にもなります。 泡の量はレモン1個分が目安。
●タオルでゴシゴシは絶対にやめて
汗をたくさんかいたから と、ナイロンタオルやスポンジなどで体を強くこすると皮脂が落ちすぎたり、 角質層を傷つけたりするのでNG。 手のひらや柔らかいタオルで優しく洗って。
●スクラブも肌の摩擦に
スクラブとは、研磨剤の役目をする細かい粒子を含んだ洗浄剤のこと。 これを用いて、こすりながら 古い角質や皮脂などを取 り除くのですが、やり方によっては強い摩擦から肌荒れを起こすことも。
肌のために摂りたい栄養素
栄養バランスのよい食事が基本です。
●新陳代謝を助ける ビタミンB2、B6
皮膚の新陳代謝を助けたり、 皮脂腺から分泌される皮脂の質を改善します。 ビタミンB2は牛・豚・鶏のレバーや納 豆などに、ビタミンB6はバナナや鶏の ササミなどに多く含まれます。
●肌老化を防ぐビタミンC
強い抗酸化作用があり、 紫外線に対する抵抗力を高め、 シワやたるみ、 シミなどの肌老化を抑える働きがあり ます。 赤ピーマンやブロッコリー、 グレープフルーツ、 イチゴなどに豊富。
●肌荒れ防止にビタミンA
皮膚や粘膜などを健康に保つ働きが。 豚・鶏のレバーやウナギに豊富。 緑黄色野菜に多いβ-カロテンは小腸でビタミンAに変換。 摂りすぎると過 剰症を起こすことがあるので注意。
●コラーゲンの生成を促す亜鉛
コラーゲンの生成や細胞分裂に必須。 欠乏することはまれですが、極端なダイエットをすると不足します。 カキ、タラコ、ウナギなどに豊富。 過剰摂取は金属アレルギーの原因にも。
●肌のバリア機能を高めるビタミンD
骨の形成を助けるだけでなく、肌を 有害な菌から守る抗菌ペプチドを合 成することで、 バリア機能を高めます。 サケ、サンマ、干しシイタケなどに豊富。
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→肌水分量が長時間持続
→紫外線はもちろん、乾燥、ホコリ、汗、摩擦、雑菌など、あらゆるダメージから守る
●紫外線吸収剤free
→『紫外線吸収剤』を配合した製品について、サンゴ礁の白化の原因になっているとの一部の研究者の指摘により、ハワイ州では2018年7月3日に『日焼け止め禁止法案』が可決され、『紫外線吸収剤』を使用した製品の使用が禁止とされています。
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→ 汗・皮脂でもクリームが流れ落ちにくく設計(一切白くならない)
引用文献:classA Life