薬局が勧める 『夏こそ頭皮ケア!』

薬剤師コラム

土壌が肥沃(ひよく)であればみずみずしく美味しい作物が育ちます。

頭皮と髪の関係も全く同じ。頭皮の状態がよければ、髪が丈夫に美しく育ちます。あなたの頭皮の状態はいかがですか。

夏の頭皮をストレスから守ろう

暑い夏は、頭皮にとって大きなストレスとなる季節です。

こんなお悩みありませんか?

①頭皮がベタベタする

頭皮は体の中でも皮脂の分泌が多いところです。しかも夏は皮脂量がより増えるため、ベタつきやすくなります。

②においが気になる

過剰に分泌された皮脂や汗に含まれた脂肪酸が、頭皮にいる常在菌によって分解されると、においを発生させます。

③フケ・かゆみが気になる

フケやかゆみがなかなか止まらないときは、皮脂をエサとするマラセチア菌が増えて脂漏性皮膚炎を起こしている可能性が。

④頭皮が日焼けする

体の中で一番高い位置にある頭皮は、紫外線ダメージを受けやすい部位です。特に分けめ部分は日焼けに注意。

⑤髪が傷んでいる

髪の先端が裂けてしまう枝毛や、途中が切れてしまう切れ毛などがあるときは、髪を育てる頭皮環境の乱れが考えられます。

まずは頭皮をチェック!

頭皮の状態を知ることは、髪と頭皮を健やかに保つ第一歩です。気になる点があるときは、より丁寧な頭皮ケアを。明るいライトのもとで頭皮を鏡に映し、手でも直に触ってみます。見にくいところは合わせ鏡を利用。美容師さんに聞いてみるのもお勧め。

①色

健康な頭皮は、赤ちゃんの頭皮のように青白くて透明感があります。赤みがかったり、黒ずんだところがあるときは頭皮の血流不足かも。

②柔らかさ

頭皮に触って動かしたとき、指と頭皮が一緒に動けば頭皮の柔らかさは十分に保たれています。足などがむくむ人は頭皮がブヨブヨする傾向が。

③カサカサまたはベタベタ

頭皮のカサカサは加齢による皮脂量の減少や血行不良、頭皮の洗いすぎなどが原因。ベタベタは皮脂量過多で、毛が抜けやすくなります。

④毛量

健康な頭皮では、一つの毛穴から3~4本の毛が生えています。生える本数が減ると毛量が少なくなり、ボリューム感がなくなります。

⑤できもの

頭皮になんらかのトラブルが生じると、ニキビや湿疹などが頭皮にできることがあります。治まらなかったり悪化したりしたときは皮膚科を受診。

頭皮ケアにはこんなメリットも

頭皮ケアは、頭皮を健やかにする以外にもさまざまなメリットがあります。

①髪の毛がしっかりし、抜け毛が減る

毛髪が生えてくる毛穴の内側にある毛細血管と頭皮の表皮細胞に十分に血液を供給。抜け毛の原因となる毛穴の詰まりも解消されます。

②顔の印象が

頭皮と顔の筋肉はつながっています。硬くなった頭皮をほぐすことで顔の筋肉が緩み、リフトアップ。

③肩こりや眼精疲労が改善する

眼や肩の筋肉と直結する頭部の筋肉を緩めることで、目や肩の筋肉の緊張も解けます。

④ストレスが軽減し、睡眠の質が向上

肌や頭皮に触れることで、ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールが減少し、睡眠の質も向上。

頭皮を正しく洗えていますか

洗い方を問違えると、かえって頭皮を傷めることに。あなたは大丈夫?

髪や頭皮を洗う頻度は?

汗をかきやすい夏は1~2日に1回洗いましょう。汗を大量にかいたときなどは朝晩洗ってもよいのですが、シャンプー剤を使わすに洗うか、1回に使うシャンプー剤の量を少なくしましょう。

正しい頭皮洗い

①頭皮を中心としたブラッシング

頭皮を中心にブラッシングをして皮の血行を促し、汚れを浮かび上がらせます。また、髪についたホコリやゴミを落とし、髪のもつれをほぐしましょう。

②髪と頭皮を十分に濡らして予洗い

予洗いは非常に重要です。汗やホコリをしっかり洗い流しましょう。洗う時間は「どんぐりころころ」をゆっくりと2~3回うくらいが目安です(約1分)。

③シャンプー剤を髪全体に行き渡らせる

シャンプー剤を手のひらに適量出したら手のひらや指先まで十分にシャンプー剤をのばし、指を広げて頭皮全体につけていきます。耳上や後頭部も忘れずにつけましょう。

④マッサージをしながら本洗い

両方の指の腹で頭皮を寄せたり、もんだりして頭皮全体をまんべんなく洗います。このとき絶対に爪を立ててゴシゴシ洗わないこと。指をやさしく動かしましょう。

⑤しっかり洗い流す

シャンプー剤が頭皮に残っていると、トラブルの原因になることがあります。できればシャンプー用ブラシを使って、1~2分かけて丁寧に洗い流しましょう。

⑥コンディショナーかトリートメントで髪を保護

髪の水気を軽く取り、コンディショナーなどを手に取って、頭皮ではなく髪先を中心につけて感を保護。次に、1~20分かけてしっかり洗い流します。

⑦タオルドライをしたらドライヤーで乾燥

タオルを髪に巻き、水分を吸い取ったあと、ドライヤーを小刻みに動かしながら頭皮を中心に乾かしていきます。温風を同じところに長く当てないこと。

毛染めの後もしっかりすすぐ

自分で毛染めをするときは、カラー剤が頭皮に残らないようにしっかり洗い流します。頭皮に残っていると、皮膚炎などの頭皮トラブルにつながります。

ハッカシャンプーで気分スッキリ

いつも使っているシャンプーにハッカ油を1~2滴たらし、よく混ぜて使います。爽やかな香りが漂い、気分がスッキリします。頭部にかゆみや炎症がある人は、ハッカ油の刺激で悪化することがあるので控えてください。

ドライシャンプーを活用しよう

ドライシャンプー剤は災害や入院などで入浴できないときに大活躍。ただしアルコールが刺激になることがあるので敏感肌の人はアルコールの少ないものを選んで。

頭皮の血行改善はマッサージで

マッサージにより頭皮の血流が促進。頭皮ケアに加え、毛髪の健やかな成長も助けます。頭皮を揺らすのがコツです。

肩と首、口の周りの筋肉のコリをほぐす

夏はクーラーや冷たい食べ物などにより、肩や首、口周りの筋肉が硬くなりがち。肩をほぐしたり、首を回したり、両手でほお骨の筋肉を揺らしたりします。

両耳を軽く横に引っ張る

両耳を横に軽く引っ張って、耳とつながっている顔や頭の筋肉をほぐします。耳の周りにはリンパ節が多く、全身のむくみ対策にも。

頭を上下に動かして側頭部をほぐす

両ひじを机につき、側頭部を両手で包みます。その状態のまま頭をうんうんとうなずくように上下に動かせば、それに伴って頭皮も揺れます。

片ひじをついて側頭部を片方ずつほぐす

片ひじを机につき、その手を側頭部に置きます。その状態のまま、側頭部に手をあてて、頭をうんうんとうなずくように上下に動かします。手を替えて反対側も同様に。

手のひらと指でおでこをほぐす

おでこに手のひら、前頭部に指を当て、頭をうんうんとうなずくように上下に動かします。首の筋肉も動くのでほぐれます。眼精疲労の改善にも効果的。

両手で頭頂部の百会(ひゃくえ)を刺激する

手を熊手のような形にして頭部に置き、もう一方の手をその上に乗せてゆっくり揺らすように動かします。心身の健康に働くツボ「百会」を刺激。

+αで夏でも爽やか頭皮

直接的な頭皮ケアに加え、頭皮を健康な状態に保つ生活習慣も大切。

バランスのよい食事が頭皮と髪を育てる

頭皮や髪の主成分であるたんぱく質。毛穴の奥で毛根を包む毛包の栄養になるビタミンA、D、B2、B6、頭皮の血行を促進するビタミンEなどを積極的に摂取。温かい食べ物もとって。

頭皮に良い睡眠環境をつくる

表皮細胞や、毛袋をつくり出す毛母細胞を修復する成長ホルモンは、入眠後、最初のノンレム睡眠(脳も体も眠っている深い眠り)時に最も多く分泌されます。通気性のよい寝具、清潔な枕カバーなど、睡眠環境を整えて。

夏のお出かけは、頭皮や髪にも紫外線対策を

肌同様、頭皮や髪にとっても紫外線は大敵。日焼けすると乾燥しやすくなり、ダメージにつながります。外出時には髪と頭皮用の日焼け止めを使ったり、帽子や日傘でガードしましょう。

子どもの頭皮ケアで親子コミュニケーション

忙しくて子どもと過ごす時間が少ないという方は、一緒にお風呂に入って子どもの頭皮ケアをしませんか。会話も弾み、親子のコミュニケーションタイムになります。

しっかり汗をかいて毛穴力をアップ

冷房の効いた環境が多く、運動不足気味でもある現代人は汗をかかなくなっているといわれ、汗腺につながっている毛穴は閉じっぱなし。入浴などでしっかり汗をかいて毛穴の開閉力を高めましょう。

Keep on smiling!
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引用

引用文献:classA Life”

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